保育園では苦手な野菜を食べるけど、家では食べない どう関わる?

保育士

〇〇くん、今日野菜がんばって食べていましたよ!

保育園の先生に言われ、「ウソ?家では全く食べないのに!」って思ったことありますよね。

家では絶対に食べないのに、なぜ保育園では食べるの?

私の料理がおいしくないから?

いえいえ、そのようなことはありません。

保育園には、保育士と、保育園の雰囲気マジックがあるから!

頑なに食べたがらない食べ物を、保育園では食べる裏技を紹介。

家でもできることもあるので、ぜひやってみて!

保育園だからできるということもあるので、家では食べないということは気にしなくて大丈夫です。

保育園で食べることで、少しずつ慣れて家で食べるようになります。

目次

保育園は友だちと一緒に食べています。雰囲気で食べれてしまうことも。

友だちが褒められていたら、自分も褒められたい!

友だちが苦手なものを食べていると・・・

「〇〇ちゃん、ピーマン食べれたんだね!頑張ったんだね!」

保育士は、子どもが頑張ったことを大きな表現で褒めます。

すると、この言葉を聞いた他の子どもたちは・・・

自分も褒められたい!と、

「先生、見てー!!!!」と、声を出し、褒めてもらおうと頑張って食べます。

それを見た他の子も・・・。

友だちと一緒に食事をるるメリットは、こんなところにあるのですね。

魔法の塩(調味料)パワー

それでも食べたがらない子もいます。

そのような時は・・・

「レタスに、魔法のお塩をかけて、レタスをめちゃくちゃおいしくしたい子ー?」

と、魔法の調味料の力も借ります。

調味料やドレッシングなど、味付けが濃くなるものが当たり前になると、それ以上の美味しさを子どもは欲しがります。

しかし、子どもの食事は、素材の味を感じられる味付けがいいのです。

そのためには、調味料やドレッシングは基本かけずに出し、かける時には、

「魔法のドレッシングだよ!」

と声をかけたり、

「ドレッシングをかけたら、一口頑張ってみようか?」

と、駆け引きをしてみるのも大切です。

子どもって純粋で、「魔法」という言葉がつくだけで、特別感が増し、

「魔法のドレッシングかけてー!!」

と、言います。

おちゃぷ

子どもにとって、塩分の摂り過ぎは、濃い味に慣れてしまい、体に良くありません。
子どもの食事は、素材そのものの味を楽しめるような調理の工夫が必要です。

おちゃぷ

また、調理の塩分は、最後に入れる、最後にかけることで、食べ物の周りに味がつくので、少量でもしっかり味がついたように感じます。

お母さんにも褒められたい!

苦手な食べ物を頑張って食べ、先生に褒めてもらうことは嬉しいけれど、それよりももっと、お母さんにも褒められたいのです。

なので、保育士は、お母さんに

「今日、〇〇食べたんですよ!頑張ってましたよ!」

と、報告をしているのです。

お母さんに褒めてもらうことで、嬉しさが増し、自信にもつながります。

なので、保育士が苦手なものを食べたよ、という話があったら・・・

❌「家では食べないじゃん。お母さんのご飯がまずいの?」

⭕️「今日、〇〇食べたんだね!すごい頑張ったんだね!お家でも、食べるところ見たいなぁ」

子どもの気持ちに寄り添い、次につなげてもらい、子どもの自信にしましょう!

保育士は、お母さんと一緒に、子どもの成長を喜び合いたい、その気持ちで言っています!!!

苦手な食べ物は少量、無理もしない

目の前に苦手な食べ物がたくさんあるだけで食事が嫌に・・・

苦手なものは、慣れるまでは少量でいいのです。全く食べようとしない子には、子どものお皿に少しだけある、それだけで十分です。

たとえ、嫌いなものを口にしなかったとしても、周りの大人がおいしそうに食べる姿を見せたり、お皿に乗っているものを見ることだけでも、少しずつ慣れていけるのです。

子どもが嫌いなものは食べないから食卓には出さない、とか、初めから子どもが食べずに勿体無いからお皿には載せない、ということはやめましょう。

時間がかかったとしても、いつの間にか克服していた、ということがあります。

おちゃぷ

うちの息子は、小さい時偏食でした。特に卵は大嫌い!
食べなくても、繰り返し出し続けていたら、いつの間にか卵料理を食べていました。焦らないのは、大切です。

けっして無理強いはしないで

嫌いなものを無理やり食べさせてしまうと、その食べ物がトラウマになってしまうことも。

また、食事そのものが嫌いになってしまったら、元も子もありません。

食事は生きる上で大切なこと。一生必要です。楽しく食べるようにしたいですね。

「ちょっとだけ食べてみる?」

食卓に並べただけで、声もかけず。そして、手もつけずにいたので片付けてしまおう、とすることも、せっかく用意したのに勿体無いのです。

「どれくらいなら食べれそう?魔法のお塩(先ほどの)かけてみる?」

「赤ちゃんレタス(とっても小さい)の大きさにしてみる?」

と、小さくして声をかけてみるのも一つです。

そして、食べてくれたら大成功!!!

たくさん褒めてあげてくださいね!

もし、それでも食べなかったら、「今度食べるところを見せてね」と、

声をかけて片付けてしまえばOKです。

嫌いな理由はなんだろう?家庭でできることは?

子どもが食材を嫌いになるのには、さまざまな理由があります。

  • 見た目、色がいや
  • 食べた時の食感がいや、噛みきれないことがいや
  • 飲み込みにくい
  • 味がいや、苦い、渋い、味がない

嫌いになる理由が分かれば、原因を取り除くこともできるのかもしれません。

ハンバーグ、カレーなどに刻んで混ぜる

このやり方、有名ですよね!

子どもの好きな食べ物に混ぜてしまうと、知らずに食べていることができます。

特に、ハンバーグやカレーは、色が濃い、味もしっかりしているので分かりにくですよね。

私は、キノコ系を刻んでカレーに入れたこともあります。正直、きのこが入っているのかは分かりません!(笑)

スムージーにする

りんごやバナナ、オレンジなど、味のはっきりしたフルーツに、少量の野菜を入れてスムージにすると、栄養価も高く、サラダより摂取しやすいです。

私がよく作るのは、

りんごのスムージー

りんご(半分)

オレンジ(半分)

水菜(少量)

水(適当)

ミキサーにかければ出来上がり。

我が家のブレンダーは、17年前に購入した物なので、繊維が残ってしまうけれど、

最近のミキサーなら、繊維が気にならないものもあります。

野菜嫌いな息子も、手作りのフルーツジュース、大好きです。

まとめ

保育園では、友だちと一緒に食べる環境が、良い刺激になります。保育士の励ましや褒めて認めて、自信につなげていくことも大切な関わりですが、子ども同士で育つ事って多いですね。

家でも、楽しいと感じる食事が味わえるよう、家族の食卓を大切にしたいですね。

食事は楽しい!!一緒に食べる人がいると嬉しい!!

何より、食事を楽しくできることが、一番です。

ではでは!

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この記事を書いた人

保育士20年以上、2人の子育て真っ只中の兼業主婦です。保育士と育児の経験をブログにしています。そして、息抜きの趣味と♡

いつか、フィンランドのサンタクロース村へ行くのが夢!

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