我が子が左利きだった場合、右利きに矯正したほうがいいのかな?一度や二度、悩んだことがあるでしょう。実に、人口の10%が左利きだそうです。
矯正をすべきか、メリットとデメリットを伝えます。
私の息子も左利きです。保育園時代に矯正しようか悩みました。
結局矯正はせず、左利きのままで生活をしています。
理由は、後ほど。
左利きを矯正するメリット。生活する上で、右利きが基本になっているから
・文字を書く時、筆順は左から右へと書く。字を書く時に不便。
・ハサミ、包丁、蛇口、ドライバーなど、さまざまな道具が右利きようになっている。
・食事の時、左側に座る人と腕がぶつかる。
・改札を通る時、、手がクロスになる。
・スポーツ(特に野球)は右利きがやりやすい。(ピッチャーや外野は左でも大丈夫)
社会が、右利きが便利になるように作られているのですね。なので、子どもが将来左利きのままだと、生活をするのに不便になるのではないか、と不安になり、矯正を考えるの人も多いかと思います。
私もそうでした・・・。
左利きのままでいい。矯正するデメリット。
では、なぜ息子を右利きに矯正しなかったのか。それは、右(使いにくい手)を使うことでストレスを与えてしまいそうだったから。
実は息子。2歳の時に自閉症スペクトラムと言われました。(今は中学生。普通級で生活ができるまでに育ちました。いろいろありますが、個性の範囲かな。友だちとも遊べるし。ぐらいの発達です。
保育園時代は、とにかく字には興味を持たず、鉛筆を持つこと、絵を描くことも嫌がっていました。
字に興味はなく、鉛筆を持つことさえ嫌なのに、左利きを右利きに矯正することができない。とにかく、まずは字に興味を持たせたり、鉛筆を持って、何かしら書くことが楽しいと思えるようにするのが、この子への援助かな、と思いました。
実際、利き手を変えると言うことは、ストレスは大きいです。矯正によるストレスで、チック症状が出たり、言葉が思うように出ない、夜尿症など、様々な症状で出ることもあるようです。
私は右利きですが、このブログを作るための下書きを、左の手で書きなさい、って言われたらかなりのストレス。そして、時間は3倍も4倍もかかるでしょう。
息子は小学校へ行き、とりあえずは字を書くようになったし(お世辞でも上手とは言えませんが。笑)問題はなく、授業を受けているようなので、よかったです。
医学的にみて、左利きは矯正すべき?
左利きは右利きよりも、言語処理を得意とする左脳を刺激する頻度が少なく、言語能力を身につける時期が遅くなる傾向があります。「言葉がとっさに出てこない」というコンプレックスを持つ左利きも多いんじゃないでしょうか。
「左利きは右利きに矯正すべき?」脳内内科医が明かすメリット・デメリット
息子が言葉も遅く、絵本の興味も薄かったのは、発達の問題もあったが、左利きの影響も受けていたのかな。
なので、言語能力を育てるためには、右利きに矯正はしないにしても、右手を使って左脳を刺激していくと良いでしょう。
そして、周りの子よりも発達が遅いからと、焦る必要もありません。
いつから左脳に刺激を与えると良いのか?右脳と左脳のバランスが取れるのは10歳頃
10歳頃になると、右と左の脳のバランスが取れます。脳の基本的な仕組みが作られてきたら、右手を使って左脳に刺激を与えていきましょう。
息子は野球が大好き。左利き用のグローブを持って、友だちと遊びます。
大人が左脳を刺激できるようなきっかけを作るのは大切ですが、一方、その頃になると、子ども自身も好きなことから、右手を使うことの方が便利なことに気付き、自然と左脳に刺激を受けるのかもしれないです。
まとめ
矯正するには、メリットもデメリットもあります。どちらを選ぶにしても、子どものためを思ってのことです。子どもの様子をよくみて考えていくと良いですね。
ハサミが右利き用しかない場合、息子は左ではハサミが使いにくいことに気がつき、知らないうちに右手を使っていることにびっくりしました。左利き用のハサミも自宅と学校用で用意したけれど、全くこだわりもなく使っています。(左利き用のハサミを、わざわざ探して買ったのに。笑)
私は、息子を右利きに矯正しなくてよかったです。ストレスを抱えたり、鉛筆を持つことが嫌いにならなくて。
ではでは!
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